TOP 日日是自然 vol.3
自然とともに生きることの豊かさは、
昔から人々の暮らしの中に息づいてきました。
けれども忙しい日々の中で、その小さな幸せや感動を
見過ごしてしまいがちです。
人生にはどんな日にも意味があり、自然とともにある
暮らしにこそ幸せの種があります。
『日日是自然』は、四季折々の恵みや先人の知恵、
心と体を整える暮らしのヒントを通じて、
日常に自然を取り戻すきっかけになればと願っています。
小さな気づきが、大きなやすらぎにつながりますように。

星の巡りと
私たちの暮らし

 季節は春。冬至を境に陰のエネルギーから陽のエネルギーへ変わり、虫や草花のように人間も活発になる時。何か始めたり決めなくてもいいのに、新しい自分を設定したくなる不思議な力を持っていますね。今回 は春分図の星よみです。その年の一年を占う大事なサイクル。2026年の春分は牡羊座に星が大集合。直観と情熱の勢いは何処へ向かうのか。

 太陽が春分点を通過する瞬間、牡羊座0度を指します。2026年はその牡羊座に太陽はもちろん、海王星、土星、金星、月が大集合。火のエレメントである牡羊座は活動的で思い立った時には既にスタートを切っています。(牡羊座さん方には思い当たることもあるのでは?)着火が早く、すぐに火が出る花火のようです。

 驚くことは春分図を読み出した頃に始まった解散総選挙です。なんてことだ…慌ただしい一年になりそうだと思わざるを得ませんでした。牡羊座のスピードは早く、傷を負っても構いません。未開拓の地に誰よりも先に踏み入ることに喜びがあるのです。

 今回の春分の中でも注目すべきは土星と海王星です。土星には成熟された責任、忍耐、よく言われるのは「制限」という意味があります。海王星には芸術や直観、理想、幻想、など現実逃避のような意味があります。このふたつが極めて近くに並んでいること(コンジャンクション)でエネルギーが増幅し、占星術界はざわざわとしています。
※コンジャンクションとはホロスコープ上で5度(角度)以内に並ぶこと

 ではどんなことが起こるの?ですが、現実的に「何かのためにそうしなければいけなかった」という土星的制限に、「そうだ、本当にやりたかったことはこれだった!」の海王星的感覚が溶け合って、理想と現実の境界線が曖昧になりそう…ということ。大小に関わらず、ネガティブポジティブに関わらず、「価値観の溶解」と私は思っています。価値観とは物差しであり、判断基準にもなりますから、このあたりの輪郭がぼやけていくように感じています。

 星よみで読める未来はたくさんあります。善いも悪いも使い方で変化するので、まずは大波に飲まれないように、アクセルとブレーキを意識して観察していただけたらなと思います。やりたいことが決まっている方には追い風ですが、ご相談に乗りますのでより良い方法を見つけましょう。

 前回の土星と海王星のコンジャンクションは牡羊座で1703年赤穂事件。1917年には獅子座でコンジャンクション、ロシア革命。1989年山羊座でコンジャンクション、ベルリンの壁崩壊。バブル崩壊の予兆。

 土星と海王星は影響力が強いので世界的な変化が訪れることになります。悪いことばかりではなく、新しい扉がひらく瞬間でもありますね。