昔から人々の暮らしの中に息づいてきました。
けれども忙しい日々の中で、その小さな幸せや感動を
見過ごしてしまいがちです。
人生にはどんな日にも意味があり、自然とともにある
暮らしにこそ幸せの種があります。
『日日是自然』は、四季折々の恵みや先人の知恵、
心と体を整える暮らしのヒントを通じて、
日常に自然を取り戻すきっかけになればと願っています。
小さな気づきが、大きなやすらぎにつながりますように。
片づけは、自分と向き合うこと
ヨガの行法の中で、不要な物を「断つ・捨てる」ことで物への執着から「離れる」という思想があります。 単なる片づけとは異なり、所有の理由を「人からもらったから」「高いから」といった「他人軸」や「モノ軸」ではなく、「今の自分がどうしたいか」という「自分軸」で判断する行為です。そうすることで、自分に必要なものを選び取る力が育つようになっていきます。
私自身、紙類を溜め込みがちでしたが、12年前に所有方法を見直しました。決して容易ではなかったものの…「自分が本当に必要な情報は何なのか」が明確になり、溜め込む苦労から脱却!その経験があるからこそ、今は「これは後で困るパターンだ」と気づけるようになりました。
そこで、日々増え続ける紙類の手放し方について、具体的な方法をご紹介します。
モノの整理の本質は、物と向き合うことで「自分と向き合う」ことにあると感じます。
必要・不要を判断するたび、自分が大切にしている価値観が少しずつ浮かび上がっていくのです。
なかでも紙類は、気づくと増えてしまいがちでありながら、気軽に捨てにくい厄介な存在。ここを整えると暮らしの軽さは一気に変わります。
私自身、紙類を溜め込み苦労した経験があります。読み返す時間もなく、処分するにも量が多すぎて手が止まる…。そこから一度しっかり向き合ったことで、「この手の紙をここに放置すると、またあの時と同じになる」と気づけるようになりました。
この気づきこそ、物を手放す作業によって得られる大きな力です。
紙類を手放す際のポイントを3つにまとめてみました。
①すべて残すのではなく、必要な情報だけを残す
プリントや資料は、1枚丸ごと残すのではなく「ここだけ必要」という部分を切り取るほうが実用的。
後で読み返したい知識は、貼り出したり手帳に挟むことで日常に活かしやすく。すると、紙そのものは不要になっていきます。
②「ジャンル」ではなく「残す理由」で分ける
たとえば受講した講座のテキストを「学び」でまとめていても、実際の「残す理由」は人によって異なります。
・また学び直したい
・生活に活かしたい
・思い出としてとっておきたい
理由によって、保管期間も保管場所も大きく変わります。思い入れがあるページだけ残す、必要な部分だけ写すなど、「量」を減らしながら「大切」は残す工夫ができます。
③別の形にして残す「スマート断捨離」
捨てるだけが手放す方法ではありません。データ化したり、写真に撮って残したり、取扱説明書をQRコード化して家電に貼るなど、物量は減っても情報は残せます。捨てる罪悪感も軽くなる方法です。
また、紙類整理で参考になるのが「ナレムコの法則」。
アメリカの公的・民間の記録管理に関する調査・研究を行う機関が提唱した法則で、「書類は半年後に約10%、1年後には1%しか見返さない」というものです。
「いつか読むかも」は、ほぼ来ません。もし本当に必要なら、また手に入ります。
紙類の片づけは、暮らしの軽さを取り戻す最初の一歩。 情報を選び、残す理由を明確にし、持ち方を変えていくことで、自分にとって必要なもの だけが残っていきます。そして、自分自身を取り戻し、新たな始まりへと繋がっていくので す。