TOP 日日是自然 創刊号vol.1
自然とともに生きることの豊かさは、
昔から人々の暮らしの中に息づいてきました。
けれども忙しい日々の中で、その小さな幸せや感動を
見過ごしてしまいがちです。
人生にはどんな日にも意味があり、自然とともにある
暮らしにこそ幸せの種があります。
『日日是自然』は、四季折々の恵みや先人の知恵、
心と体を整える暮らしのヒントを通じて、
日常に自然を取り戻すきっかけになればと願っています。
小さな気づきが、大きなやすらぎにつながりますように。

つながる呼吸

 呼吸は命をつなぐための重要な生命活動です。普段何気なくしている呼吸ですが、意識を向けて真剣に取り組むことは「いまを生きる」を味わうのに申し分ありません。 人が一生のうちに繰り返す呼吸の数はおおよそ6〜7億回と言われていますが、そのうちの数回を真剣に行ってみて、「呼吸」と「呼吸をしている自分」を思う存分味わってみることを提案します。

 脳と身体に酸素が行き渡り、頭はスッキリ。血行が促進され筋肉は緩み、身体はリラックス。横隔膜がよく動くようになって内臓も元気に。自律神経が調い、精神も安定 し、内側の静けさにくつろぐ事ができるでしょう。

床か椅子にゆったりとした気持ちで座ります。最小限の力で背骨を長く保ちつつ、肩や背中の余分な力は抜きましょう。

吐く息は、次に吸う息をわたしの中へと呼び込むための大切な息です。外の世界のなるべく遠くの方まで届けていくように、歌うように気持ちよく息を出して、吐く息で次に吸う息を呼びに行きましょう。私自身はここにいてその吐く息を最後まで見届けます。

すると少しだけ間(ま)が生じます。その間は呼吸が止まっているわけではなくターンの時間。つながっています。丁寧につなげていくと吸う息が自然にやってきます。

吸う息は、わたしという人の内と外を拡大しスペースを広げます。今必要な分だけ吸い入れて、足るを知りましょう。そうしてまた間を味わい、次の吐く息へとつないでいきます。

「わたし」が在ればできる心身のウェルネスです。暮らしの中に意識的な呼吸の時間を取り入れてみてくださいね。